September18日Thursday: 鳥博最近の出来事:ニホンカナヘビが孵化しました!
8月17日に当ブログで紹介しました、ニホンカナヘビの卵が孵化しました。
鳥の博物館友の会の方に3個の卵を分けていただいたのが8月17日、その28日後の9月14日に、2卵が孵化しました(写真1)。さらにその3日後の9月17日に1卵が孵化しました。カナヘビは産卵から35日〜40日で孵化するとのこと。
長径1.5センチメートルほどの卵から、約6センチメートルのカナヘビが飛び出しました(写真2)。
孵化直前の卵の透視写真(写真3)と孵化直後の姿(写真4)も合わせてご覧ください。
(写真1)
(写真2)
(写真3)
(写真4)
鳥の博物館友の会の方に3個の卵を分けていただいたのが8月17日、その28日後の9月14日に、2卵が孵化しました(写真1)。さらにその3日後の9月17日に1卵が孵化しました。カナヘビは産卵から35日〜40日で孵化するとのこと。
長径1.5センチメートルほどの卵から、約6センチメートルのカナヘビが飛び出しました(写真2)。
孵化直前の卵の透視写真(写真3)と孵化直後の姿(写真4)も合わせてご覧ください。
(写真1)
(写真2)
(写真3)
(写真4)
September11日Thursday: 老田コレクションの老田正夫さん来館
岐阜県高山市の造り酒屋※「老田(おいた)酒造店」が所有していた鳥の標本33種計45点が寄贈されたことは既に新聞報道や鳥の博物館友の会のメーリングでお知らせしたとおりである。
昨日9月10日、寄贈者の老田正夫さんが遠方にもかかわらずご来館いただいた。早々に館長の案内で老田コレクション展をご覧いただいた。午後3時過ぎには、我孫子市星野順一郎市長から感謝状等が贈られ、市長室で副市長、教育長、生涯学習部長を交えてしばしの懇談をもった。鳥の博物館にとっても我孫子市にとっても明るい話題だ。
星野順一郎市長と老田正夫さん
移転前の老田酒造店の大きな写真の前で観覧する老田さんと館長
※老田酒造店は創業300年。「鬼ころし」の銘柄で知られる老舗で、蔵元の老田正夫さん(71)が父親の代から親子で野鳥を研究。市民から死んだ鳥類が寄せられるなどして標本約500点を収集し、店に併設した博物館「老田野鳥館」で展示していた。
今年4月、店舗移転などに伴い標本の寄贈があった。
昨日9月10日、寄贈者の老田正夫さんが遠方にもかかわらずご来館いただいた。早々に館長の案内で老田コレクション展をご覧いただいた。午後3時過ぎには、我孫子市星野順一郎市長から感謝状等が贈られ、市長室で副市長、教育長、生涯学習部長を交えてしばしの懇談をもった。鳥の博物館にとっても我孫子市にとっても明るい話題だ。
星野順一郎市長と老田正夫さん
移転前の老田酒造店の大きな写真の前で観覧する老田さんと館長
※老田酒造店は創業300年。「鬼ころし」の銘柄で知られる老舗で、蔵元の老田正夫さん(71)が父親の代から親子で野鳥を研究。市民から死んだ鳥類が寄せられるなどして標本約500点を収集し、店に併設した博物館「老田野鳥館」で展示していた。
今年4月、店舗移転などに伴い標本の寄贈があった。
September 9日Tuesday: 鳥博水生植物園!今のみどころ
鳥の博物館の3階の展望テラスには、博物館周辺の田んぼや手賀沼の水縁に生育している水生植物を植栽した、(自称)ミニ水生植物園があります。
この中には、かつての手賀沼で見られた水生植物や、代償湿地として多様な生物の生息環境となっていた頃の「田んぼ」に生育していた希少な植物もいくつかあります。
今、鳥博ミニ水生植物園は花盛りです。
・ミズアオイ:これは、館長がお昼休みの近傍自然探索の際、田んぼ脇の水路で偶然見つけたものです。コナギやホテイアオイに似ていますが、花序がスッと延びて姿勢のよい花です。「今春、地主さんが水路を重機で掘り返していたので、恐らく、休眠していた埋土種子が発芽したものと思われます。」(館長談)
・(訂正20080914)*×タヌキモ→○オオバナイトタヌキモ:黄色い小さい花が綺麗です。水中には食虫嚢が発達し、プランクトンなど捕らえて消化し、栄養としています。
*タヌキモと思っていましたが、よくみると水中の茎の伸び方がイトタヌキモに該当し、さらによく調べると移入栽培種のオオバナイトタヌキモでした。タヌキモと同科同属の植物ですが、取り扱い要注意です。
・タコノアシ:花序がのびはじめ、文字通り「蛸の足」らしくなってきました。
・コウガイモ:雌花の花柄は電話コードのように螺旋状で(これは実際に博物館で見てください)、花は水面に顔を出しています。雄花は根の付近にできて、離れて水面に浮上し、雌花にくっつくそうです。雄花は観察していませんが、これからしばらくの間、観察が楽しみです。
・ガシャモク:8月20日の当ブログで紹介しましたが、まだ花が咲き続けています。
この中には、かつての手賀沼で見られた水生植物や、代償湿地として多様な生物の生息環境となっていた頃の「田んぼ」に生育していた希少な植物もいくつかあります。
今、鳥博ミニ水生植物園は花盛りです。
・ミズアオイ:これは、館長がお昼休みの近傍自然探索の際、田んぼ脇の水路で偶然見つけたものです。コナギやホテイアオイに似ていますが、花序がスッと延びて姿勢のよい花です。「今春、地主さんが水路を重機で掘り返していたので、恐らく、休眠していた埋土種子が発芽したものと思われます。」(館長談)
・(訂正20080914)*×タヌキモ→○オオバナイトタヌキモ:黄色い小さい花が綺麗です。水中には食虫嚢が発達し、プランクトンなど捕らえて消化し、栄養としています。
*タヌキモと思っていましたが、よくみると水中の茎の伸び方がイトタヌキモに該当し、さらによく調べると移入栽培種のオオバナイトタヌキモでした。タヌキモと同科同属の植物ですが、取り扱い要注意です。
・タコノアシ:花序がのびはじめ、文字通り「蛸の足」らしくなってきました。
・コウガイモ:雌花の花柄は電話コードのように螺旋状で(これは実際に博物館で見てください)、花は水面に顔を出しています。雄花は根の付近にできて、離れて水面に浮上し、雌花にくっつくそうです。雄花は観察していませんが、これからしばらくの間、観察が楽しみです。
・ガシャモク:8月20日の当ブログで紹介しましたが、まだ花が咲き続けています。
September 4日Thursday: 再度確認したら・・・・
手賀沼のセイタカシギ、いろいろと記録が出てきた。
記録は後日・・・・
再度、今日確認に行きましたら。昨日の場所に10羽(11羽の可能性有り)
デジスコかついでのOさんが交尾のような行動を撮影したとIさんから連絡がありました。
早々にその写真を送っていただきよく見たらカラーリング付きが1羽いた。
流石にデジスコ、素晴らしい写真です。現在、このカラーリングを装着した可能性のある方と連絡を取っています。ご覧下さい。
写真は全てデジスコかついでのOさん撮影
記録は後日・・・・
再度、今日確認に行きましたら。昨日の場所に10羽(11羽の可能性有り)
デジスコかついでのOさんが交尾のような行動を撮影したとIさんから連絡がありました。
早々にその写真を送っていただきよく見たらカラーリング付きが1羽いた。
流石にデジスコ、素晴らしい写真です。現在、このカラーリングを装着した可能性のある方と連絡を取っています。ご覧下さい。
写真は全てデジスコかついでのOさん撮影
September 3日Wednesday: 灯台下暗し:セイタカシギの群れが手賀沼内に!
鳥の博物館友の会員の方から、「市民農園の先の手賀沼の中にセイタカシギがいるよ!」と教えてもらいました。
早速見に行ったところ、7羽のセイタカシギ(写真1)が確認できました。さらに、これら手賀沼内の7羽のほかに、もう1羽がほぼ同時間にフィッシングセンター裏水田でも確認(写真3)されており沼内とを往来しているようだ、とのこと。そうだとすれば8羽の群れということになります。
会員の方たちに聞くと、数週間前からすでに観察していたとのことで、知らぬは博物館ばかり・・・。灯台下暗しです。
7羽のセイタカシギを双眼鏡で見たところ(写真2)、背面が青黒色のオス成鳥が2羽、肩羽や背の羽毛が黒褐色のメス成長が2羽、背面の羽毛にバフ縁(うすい茶色のふちどり)が残る幼鳥1羽、背面が褐色のメス成鳥?と思われる個体(遠くてはっきり分かりませんでしたので第1回冬羽かもしれません)が2羽、見ることができました。
今回セイタカシギが観察できた場所は、千葉県が手賀沼水質浄化のための一環として、ヘドロの処理と植生帯による水質浄化を期待して、沼内に設置した埋め立てエリアです。遊歩道から隔離された安全な場所に、浅い平坦な水辺が出現したため、さっそくセイタカシギが降りたのでしょう。
いつまで見られるかわかりませんが、現時点では、ひょっとして繁殖も・・・などど期待できるような景観です。
(写真1)写真は上下合成してます。↓の先にセキタカシギがいます。
(写真2)写真は左右合成してます。左が幼鳥。
(写真3)同時刻にフィッシングセンターで観察したセイタカシギ幼鳥。(Tokita 追記)
早速見に行ったところ、7羽のセイタカシギ(写真1)が確認できました。さらに、これら手賀沼内の7羽のほかに、もう1羽がほぼ同時間にフィッシングセンター裏水田でも確認(写真3)されており沼内とを往来しているようだ、とのこと。そうだとすれば8羽の群れということになります。
会員の方たちに聞くと、数週間前からすでに観察していたとのことで、知らぬは博物館ばかり・・・。灯台下暗しです。
7羽のセイタカシギを双眼鏡で見たところ(写真2)、背面が青黒色のオス成鳥が2羽、肩羽や背の羽毛が黒褐色のメス成長が2羽、背面の羽毛にバフ縁(うすい茶色のふちどり)が残る幼鳥1羽、背面が褐色のメス成鳥?と思われる個体(遠くてはっきり分かりませんでしたので第1回冬羽かもしれません)が2羽、見ることができました。
今回セイタカシギが観察できた場所は、千葉県が手賀沼水質浄化のための一環として、ヘドロの処理と植生帯による水質浄化を期待して、沼内に設置した埋め立てエリアです。遊歩道から隔離された安全な場所に、浅い平坦な水辺が出現したため、さっそくセイタカシギが降りたのでしょう。
いつまで見られるかわかりませんが、現時点では、ひょっとして繁殖も・・・などど期待できるような景観です。
(写真1)写真は上下合成してます。↓の先にセキタカシギがいます。
(写真2)写真は左右合成してます。左が幼鳥。
(写真3)同時刻にフィッシングセンターで観察したセイタカシギ幼鳥。(Tokita 追記)