January13日Saturday: 朝は氷の世界

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投稿者: someya
 博物館の3階ベランダには手賀沼に関連する水生生物の小さな展示があります。屋外で飼育していますので、今の季節は魚やカメにとってはお休みの季節。水草も枯れ、春にむけてお休み中です。
 朝一、水槽の様子を見に行くと目立つのは氷。何気なく見ている氷や霜も、じっくり観察してみるとキラキラしてキレイです。こんなのんきなことを言っては大雪で大変な地域の方に申し訳ないですね。
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ベランダの花壇には一面霜が
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水面にはった氷の厚みは1センチ程

January 8日Monday: ミソサザイあらわる

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投稿者: muramatsu
昨日、博物館の裏山に行ってみると、落ち葉の中からカサカサと
何かが動く音がしたので、じっと見ているとミソサザイが姿を現しました。

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枯れ葉の中で餌を探すミソサザイ
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枝にとまるミソサザイ
(写真:染谷実紀)

ミソサザイといえば夏の高山の渓流というイメージが強いですが、
冬になると暖かい平地にも移動し、人家近くの林でも見られることがあります。
千葉県では東京湾沿岸で見られた記録もあります。

去年の夏、避暑地に行けなかった私にとっては、
今年は早めのミソサザイとの出会いとなりました。

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投稿者: odaya
12月22日の午後に、フクロウ巣箱のメンテナンスを行いました。来年春にフクロウが繁殖する前に、昨年巣箱に残った食べ残しを回収し、新しい木のチップを入れました。

掃除の様子はカメラの過去のアーカイブから見ることが出来ます。
http://field.bird-mus.abiko.chiba.jp/strix/html/2017122215m.html

ちょっと遅くなってしまいましたが、フクロウが来年も巣箱を使ってくれるよう、見守りたいと思います。

December20日Wednesday: 足環付きのハクセキレイ

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投稿者: odaya
12月15日のこと、昼休みの外出から戻ると、鳥博の通用口の横にハクセキレイがいるのに気が付きました。ずいぶん建物の近くにいるな、と思いながら横目でちらっと見ると、右脚になにか付けられているのが分かりました。どうも金属足環のようです。双眼鏡で見ると、確かに環境省の金属リングであることが分かりました。また、このハクセキレイは雌の成鳥であることも羽の色の特徴からわかりました。

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そこで、望遠レンズを準備し、足環に刻印された番号を撮影してみることにしました。小鳥に付けられた足環はとても小さく素早いので、双眼鏡を使っても番号を読みとることは難しいのですが、撮影した画像を拡大すると読みとれることがあります。
ハクセキレイはもう1羽(雄の幼鳥と思われます)と2羽で一緒に行動しており、素早く歩き回っていたので、難しかったのですが、何カットか撮影し、足環番号のうち下3けたを読みとれる画像を撮影することができました。

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「030」と読みとれます。この部分は鳥の足の太さによって変わる「ガイド番号」と呼ばれるものです。

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「92」と読みとれます。

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「24」と読みとれます。この2は前の「92」の続きなので、下3桁が「924」であることが分かりました。

撮影して判読できた番号と画像を山階鳥類研究所の保全研究室に送ると、この足環がどこで付けられたか教えてもらえます。また、目撃情報は標識調査全体のデータベースに登録され、どこからどこに移動したか、何年生きたか、などの情報が蓄積されていきます。
私も早速問い合わせてみました。

このハクセキレイには「環境庁」と刻印されているリングが付けられており(現在では、普通「kankyosho」という刻印が使われています)、かなり昔に付けられたものではないかと思っていました。自分の観察した鳥がどこからきたのか、何年生きているのかなどの由来を知るのはとてもわくわくすることです。

すぐに保全研究室のスタッフの方から返答がありました、その答えは、意外にも、「2014年12月26日に高野山で標識放鳥したハクセキレイ雌幼鳥でした」とのことでした。詳しくお聞きしてみると、隣の山階鳥類研究所の建物の中に迷い込んだところを保護されたものだったそうです。

今回のケースでは、移動距離はたった50mほどでしたが、幼鳥の時に越冬した場所と同じところに帰ってきていること、現時点で生後4年目の冬を迎えることなど、観察だけでは決して分からないことが足環から分かりました。こうした記録がデータベースに加えられることで、将来様々な研究に利用可能な情報が蓄積されていくのです。

足環の付いた鳥を見つけたら、あるいは撮影した鳥の写真に足環番号が写っていたら、ぜひ山階鳥類研究所の保全研究室までお知らせいただければと思います。きっと面白い発見があると思います。

連絡される際は、以下のウェブサイトを参照してください。

足環の付いた鳥をみつけたら
http://www.yamashina.or.jp/hp/ashiwa/ashiwa_index.html#ashiwa

鳥類標識調査について、もっと詳しく知りたい方はこちら
http://www.biodic.go.jp/banding/
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投稿者: saito
・稲波干拓で越冬するオオヒシクイ(2017年11月20日)
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 茨城県の霞ヶ浦江戸崎入干拓地(通称稲波干拓地)は、関東で唯一50羽前後のガンの仲間が毎年渡来する場所として知られています。今年の初渡来は11月10日だったそうです。12月3日現在、116羽のオオヒシクイが確認されています。
 この干拓地でまとまった数のオオヒシクイが越冬するようになったのは、1985年以降です。その数は、年々増加し、今では100羽を越えるオオヒシクイが越冬しています。
 毎日の詳しい情報は、オオヒシクイの保護活動を行っている稲敷雁の郷友の会のホームページをご覧ください。

http://relaxbach.sakura.ne.jp/hisikui/

・旧本埜村(印西市)の水田で越冬するコハクチョウ(2017年12月4日)
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 千葉県印西市の本埜地区の水田では、1992年に水田に渡来したコハクチョウに餌付けして以来、毎年コハクチョウが越冬するようになりました。その数は年々増加し、現在では毎年ピーク時で1000羽以上が越冬しています。この場所は、本埜白鳥を守る会が「白鳥の郷」として保全管理しています。
 今年も11月12日に初渡来が観察され、12月4日現在128羽が確認されています。コハクチョウのほかにオナガガモや少数のオオハクチョウも越冬しています。
 渡来地の近くの本埜第二小学校のホームページでは、ほぼ毎日コハクチョウの動向を紹介しています。

http://inzai.ed.jp/motononi-e/?page_id=159

November28日Tuesday: 東京の鳥情報

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投稿者: iwamoto
 11月13日から17日まで、本郷の東京大学キャンパスで開催されていた公開講座に参加しておりました。そのときに本郷で撮った1枚を紹介します。我孫子の鳥ではないのですが、野生化したワカケホンセイインコです。原産地はインドとその周辺国ですが、都内では飼育個体の野生化したものが増えています。我孫子でもいつか見られる日が来るのでしょうか。
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 ちなみに、都内における繁殖地としてかつて有名だったのは、東京工業大学の大岡山キャンパスでした。しかし、東京工業大学から来られていた方の話では、大岡山では現在、見られなくなっているとのこと。それが本郷で見られるということは、キャンパスの環境が好きなのでしょうか。レンガの壁に垂直にとまる姿は、日本の在来種ではあまり見られない、新鮮な光景でした。

November19日Sunday: 秋真っ只中

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投稿者: someya
 今朝、通勤途中で見かけた鳥をご紹介します。
 まずは後ろ姿です。翼に白い斑があるのが特徴です。オス・メスともに、この斑があります。
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 正解は…
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 じゃん!ジョウビタキのメスでした。こちらをチラチラ見ています。オスの場合、頭が銀で顔が黒く、メスよりも色合いがはっきりして見えます。ジョウビタキは冬鳥として全国各地の平地から山地の林、農耕地、市街地などで見られます。鳴き声は「ヒッヒッヒッカッカッ」という感じです。
 こちらは別の日に撮影しましたが、スズメが柿を食べていました。20171119-img_1990.jpg
 柿を食べるスズメを見かけ、冬鳥を見て、季節の移ろいを実感しました。

October24日Tuesday: 乞うご期待!?

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投稿者: iwamoto
 鳥の博物館の外壁には蝶の蛹がついていることがよくあります。タイルの間の凹みが、ちょうどよい広さなのかもしれません。特に多いのは植え込みにある食草を食べにくるジャコウアゲハですが、その他の種が見られることもあります。
 先月、9月26日にもまた、蛹になる直前の姿を見つけることができましたが、今回はジャコウアゲハではありませんでした。
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 下から眺めてみますと、この模様。クロアゲハ、モンキアゲハ、シロオビアゲハあたりではないかと考えています。
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 1日経つとこの姿(9月27日撮影)。
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 3日後にはもう、蛹の姿になっていました(写真は10月1日撮影)。
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 分布域から考えても、クロアゲハの可能性が最も高いのですが、近年は温暖化に伴う分布の北上と思われるナガサキアゲハも見られるようになりましたので、もしシロオビアゲハだったら面白い、などと夢想してしまいました。しかし、来年の春までは出てきません。結果は気になりますが、待たなければならないのです。けれども、春の陽気とともに、知らないうちに飛び立ってしまうのかもしれません。たとえば羽化が、休館日で休みを頂いている日に起こったら…。せっかく楽しみにしていても、何か悲しいですね。そこで、イチゴパックを使ってトラップを作ってしまいました(10月7日)。
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 今頃この中で、新しい成虫の体が作られているのでしょう。昨日の超大型台風にも飛ばされずに残っていましたので、北風の吹き荒ぶ中でも、着々と変態が進んでゆくことを期待しています。
 でも、もしかしたら、小さな寄生蜂が飛び出してくるだけだったりして…。そんな落ちだったら、悲しいですね。
 あと、出入り口付近にあって、灰皿がすぐ近くにあるのも少し気になります。煙が流れていったらピクピク動いた、なんて愛煙家の某職員の方がおっしゃられていました。少し煙たいかもしれないけれど、どうか頑張って、育って下さい!

October20日Friday: つかの間の晴れ間

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投稿者: saito
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 寒い雨の日が続いています。10月18日、久しぶりに晴天となりました。湿った地面から発生した朝霧を付けたクモの網が太陽に照らされて、よく目立ちます。雨続きで、餌になかなかありつけなかったかもしれません。樹の枝の空間を覆い尽くすほど、高密度に網が張られていることが分かります。

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 この網の持ち主は、卵で冬を越すジョロウグモのようです。メスの近くで交尾のタイミングをはかっているオスも見られました。

 10月23日は、二十四節気の降霜です。手賀沼では、コガモなど冬鳥が見られるようになりました(10月15日付けのブログ参照)。晴れた日には、ヒヨドリが群れで渡る姿も見られます。生き物たちも冬支度といったところでしょうか。

October15日Sunday: 冬鳥到着

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投稿者: someya
 今回は我孫子市のお隣、柏市でみかけた鳥についてご紹介します。
 同じ場所に9月20、26日、10月6日と観察に行きました。(写真は全て10月6日に撮影したものです)。
 9月20日の午前中、手賀沼の上沼で20羽強のコガモを観察しました。「おー!コガモだ」と冬鳥の到着を喜びました。午後に柏のとある池へ。そこでは約80羽のコガモを観察しました。この日は私にとってコガモ祭(?)でした。
 10月6日は3種のカモが見られました。中でもコガモは多く100羽以上いました。メスの羽のようなエクリプスのオスを観察するのに面白い時期です。
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コガモのオス(左右)
エクリプス。まだ頭の緑の羽も目立たない。
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ヒドリガモのオス
エクリプス。翼に注目。雨覆が白いのはオス(成鳥)の特徴。
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ハシビロガモのメス

 冬鳥のカモ以外にもこんな鳥を見ました。
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コサギ
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アオサギ
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イソヒヨドリ(メス)
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モズがイソヒヨドリを追い払いました。