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投稿者: muramatsu
7月も後半に入り、我孫子の小学校では夏休みが始まりました!
早くも博物館には、夏休みの自由研究について何人かが相談に訪れています。
博物館では自由研究のヒントになるように、8月中の土日祝日に小中学生向けの工作・観察イベント「夏の遊びと研究大集合2017」を下記のスケジュールで開催する予定です。
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今年から新しく加わった「しらべてみよう!フクロウのごはん」は、
フクロウのペリット(消化できなかった骨や毛を固めて吐き出したもの)を
実際にバラバラにして、どんな動物を食べているのかを調べるイベントです。
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            フクロウのペリット

生態系の中で頂点に位置するフクロウの食べ物を調べることは、餌動物のバリエーションを知り、環境の特徴を把握する手がかりになります。
普段、なかなか体験できないイベントなので、皆さん、ぜひご参加ください。

July20日Thursday: よく見てみると…

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投稿者: iwamoto
 今年5月の「てがたん」があった頃、我孫子市緑にて、家の玄関のドアから採集されたという、変わった生き物を頂きました。
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 ヤガタアリグモといい、アリによく似た(擬態した)クモの一種です(ハエトリグモ科)。脚の本数を数えてみて下さい。一番前の一対は、触角のようによく動かされているのですが、写真に撮って、動かない状態で改めて観察してみると、その付け根は頭ではなく、むしろ胸から伸びています。ですから、触角ではなくれっきとした脚で、8本脚なのです。けれども、アリのように小さい生き物ですので、よく見なければ、アリだと思って、気付かずに見落としてしまう人がほとんどでしょう。
 ちなみに、博物館内でこれを紹介したところ、クモが嫌いな人には、「たとえアリに似ていても、駄目なものは駄目!」と避けられてしまいました。恐らく、クモだと気付かなければ、まったく平気だと思うのですが…。

 その後、7月上旬のある日、「またクモがいたわよ!」と、博物館の事務室内にいた小さな生き物を、つかまえて下さった方がいらっしゃいました。
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 確かにアリに似ています。…といいますか、こちらはれっきとした6本脚です(触角を御覧下さい。一番前の一対は、ちゃんと頭の先から伸びています)。残念ながら、昆虫に間違いありません。しかし、よく見てみますと、実は、こちらもアリではなかったのでした。ルイスヒトホシアリバチといい、メスには翅がないというハチの一種です(アリバチ科。参考文献:『日本の昆虫1400』文一総合出版)。
 では、どこがアリと違うのでしょうか?『原色日本昆虫図鑑』(保育社)によれば、アリ科の働きアリは、胸と腹の間にこぶ状のもの(腹部第1節)があり(写真参照)、そのこぶが後ろにある腹部とはっきりと異なっていると書いてあります。つまり。昆虫は一般的には体が3つの部分に分かれているといわれますが、働きアリの場合には、その二つ目と三つ目の間に、こぶがあるのでした。
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 しかし、博物館の事務室で見つかった虫にはそれが見られないということで(写真参照)、 ここでもまた、よく似たものに騙されそうになりました(クモ×→アリ×→ハチ○)。しかし、そこで「クモ」とおっしゃって下さったのは、「普通のアリとはどこか違う」という雰囲気の違いが感じ取れたからに他なりません。そのような“勘”が働いたのは、確かに観察眼が鋭いといえます。
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 こういった“そっくりさん”を見破れるかどうかは、観察力が要求されます。しかし、逆に観察力を身につけることができれば、自然の少ない街の中であっても、意外とたくさんの秘密が隠されていることに気付くことができるのかもしれません。家の玄関のドアや、事務室の中といった、身近な場所にもいたのですから。
  生物の多様性が低下していると思われるのは、単に野外の自然が減っただけではなく、もしかすると、観察者の好奇心や識別能力の低下も、意外と、無関係とはいえないのかもしれません。
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投稿者: odaya
少し前になりますが、今年の5月24日のこと、天王台駅北口にある天王台行政サービスセンターから、「鳥が窓ガラスに当たったけど、直ぐに死んでしまった」という連絡をいただきました。市内での鳥の資料収集は、博物館の重要な業務のひとつですので、その日のうちに死体を引き取りに伺いました。

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▲博物館で資料として登録したコジュケイの雄。

資料を見せていただくと、キジの仲間のコジュケイでした。コジュケイは中国原産の外来種で、今から100年ほど前に神奈川県で放鳥されたものが増えて、現在では東北地方から九州にかけての全国各地で普通に見られます。我孫子市でも、林の中から「チョットーコイ」と聞きなされる囀りを良く耳にしますが、本来は街の中にはほとんど出てこない鳥です。

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▲コジュケイの脚。

脚には、鋭い蹴爪(けづめ)がありました。これはキジの仲間の雄だけにみられる特徴で、なわばりや雌をめぐる闘争に使われるものです。

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▲コジュケイが衝突した天王台行政サービスセンターの窓ガラス。

このコジュケイは朝の8時ごろに、道路に面した窓ガラスに衝突したそうです(写真)。ガラスには道が反射しているため、向こう側に飛んで行こうとして衝突してしまったのでしょう。天王台駅北口にもっとも近い林でも、直線距離で400mほどの距離があります。そのため、コジュケイはこのあたりにいる個体ではないようです。5月はコジュケイの繁殖期に当たるので、雌を求めて林から林へと移動する途中だったのかもしれません。
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投稿者: iwamoto
 先日、我孫子市内で繁殖調査を行っておりましたイソヒヨドリが無事、巣を離れることができましたので、報告させて頂きます。ヒナが巣穴から出た後も、飛び回れるようになるまでは、巣穴のあった付近でしばらくの間、ヒナと親鳥が地上での生活を続けておりました。

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 しかし元々、地域に生息していなかった鳥でしたので、住民の皆様は初めて経験されることばかりで、驚きの声も聞かれました。特に、ヒナを守るために親鳥が威嚇をする様子は、他の鳥とは異なっていました。

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 まだよく飛べないヒナの近くに人間や犬が近づくと、親鳥が近寄ってきて、目の前で鳴き続けます。停めていた車や自転車の傍にヒナがいたのに気づかずに乗ろうとされた方や、少し飛べるようになったヒナが家のベランダの手すりにとまった方などは、見たこともないような鳥が突然、すぐ目の前で大きな声で鳴き始め、わけも分からず、びっくりされたようでした。

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 調査を行っている最中にモビング(わざとすぐ近くをかすめるように速く飛ぶこと)をされたり、小学生が威嚇されたりしたこともありました。しかし、猛禽類やカラスのように体当たりされることはなく、人が怪我をされたという話は聞いておりません。

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 温かく見守ってくださったお蔭で、最後は無事に飛べるようになり、他の場所へ移ってゆきました。普段から、住民の皆様には調査中も声をおかけ頂き、たくさんの情報をご提供頂きました。まことに有難うございました(下の写真は、親と同じ姿になったヒナです)。

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 なお、この鳥は同じ場所にまた営巣することもあります。別の場所では、今年2回目の繁殖を始めたという情報も寄せられております。もしかしたら、また調査に伺うことがあるかもしれませんが、今後ともよろしくお願い致します。
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投稿者: saito
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親鳥の後を追うムクドリの幼鳥2羽。公園の芝生の上で親鳥に餌をねだる姿がよく見られます。

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ヒナと親鳥があちらこちらから集まり、しだいに大きな群れになって塒(ねぐら)をとるようになります。我孫子駅前の街路樹でも塒入りするムクドリが見られ始めました。
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投稿者: saito
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博物館職員通用門わきのエゴノキの幹に直径1.5㎝のカミキリムシの仲間の脱出孔を発見。

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付近にゴマダラカミキリの死体が落ちていました。ゴマダラカミキリは、幼虫の時に樹木の中に直径1〜2㎝の坑道を掘って生活しているそうなので、先ほどの脱出孔は、ゴマダラカミキリの仕業かも知れません。

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博物館職員通用門のわきに植えたウマノスズクサには毎年ジャコウアゲハが卵を産みます。今年もたくさんの幼虫が孵化し、ウマノスズクサの葉をさかんに食べています。

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ジャコウアゲハの幼虫は、終齢に近づくと、食草のウマノスズクサの茎をかじって枯らしてしまいます。なぜこのようなことをするのか、個体数制限のメカニズムなのか何なのか不思議です?

June17日Saturday: ミナミメダカの稚魚

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投稿者: someya
博物館の3階ベランダでは手賀沼周辺に生息している生き物を展示しています。
ミナミメダカは春から9月位まで産卵が続きます。現在、卵を回収して稚魚を増やしているところです(稚魚は展示していません)。
稚魚は小さく針のように細いことから「針子」と呼ばれることもあります。
夏休み期間中の土・日・祝日には、例年通り、イベントを開催します。メダカを取り上げる回もあり、増やしている稚魚をみなさんに差し上げます。メダカを迎えるにあたって気をつけることや、メダカの現状など、知っているようで知らないメダカのお話もします。お楽しみに。
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レンゲですくったメダカの稚魚

June11日Sunday: ミズアオイの芽生え

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投稿者: muramatsu
今朝、博物館の水草を栽培しているトロ箱に、ミズアオイが生えているのが見つかりました。ミズアオイは水田や水路などで見られる抽水性の一年草で、10年近く前に手賀沼周辺で収集して博物館で栽培を始めて以来、毎年ではありませんが、芽生えが確認されています。

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発芽してしばらくは上の写真のように細長い楕円形の葉をしています。

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成長すると丸い形の葉になり、夏になると青紫色の花をつけます。
高さは30〜70cmで、大きいものは100cm近くになります。
ホテイアオイに似ていますが、植物体は水に浮かず、地中に根を張ります。

生育地の改修や除草剤の影響によって数が少なくなり、
環境省のレッドデータブックでは準絶滅危惧種に指定されています。
1年草のため、年によって個体数の変動が著しいとされ、
冬に水を抜いて管理する田んぼよりも、1年を通して水が張られた休耕田の
ような環境で見られることが多いようです。

手賀沼周辺でミズアオイかな?と思う植物を見つけた方は、是非、博物館までご連絡よろしくお願いします。


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投稿者: odaya
さきほど、18時50分ごろ、2羽目のヒナも巣立ちました!
昼ごろから激しく巣箱の中で動き回っていましたが、昨日より1時間ほど遅い巣立ちでした。

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18:50'00 巣立ち直前のヒナ。

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18:50'36 巣箱の縁に止まって…

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18:50'37 落ちるように巣立ちました。 

これで、今期も無事に2羽のヒナが巣立ちました。
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投稿者: odaya
今日6月7日18時前に、1羽目のヒナが巣立ちました!

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17:50 1羽のヒナが入り口にとまって外を見ています。

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17:57’40 足を踏ん張って…

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17:57’41 外に飛び降りました!

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18:00 ヒナは1羽になり、親が巣箱の様子を見に来ています。
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