September12日Tuesday: 9月の「てがたん」で見た生き物たち
9月9日てがたん日和の中、みんなで博物館周辺を散策しました。
早速、路傍のスミレの中にツマグロヒョウモンの幼虫を見つけました。博物館周辺では、2006年頃から普通に見られるようになった南方系のチョウです。
樹上からビロードハマキの幼虫がぶら下がって来ました。
今日は、イモムシ類がよく見られました。これはホシホウジャク(スズメガ科)の幼虫。
ハチに擬態したカノコガもいました。
エノキの幹にアリの群れが数カ所見られました。よく見ると口吻を突き刺して樹液を吸うアブラムシ(ヤノクチナガアブラムシ)を中心に、アリ(クロクサアリ)が群がっています。アリはアブラムシの出す甘露に集まり、結果的にアブラムシを守っています。
斜面林の下のわずかな湧水にサワガニの幼体(稚ガニ)がいました。
外来種アカボシゴマダラも出現。てがたんコースでは2014年頃からよく見られるようになりました。
ツマグロヒョウモンと同様、南方系のナガサキアゲハも飛んでいました。
博物館周辺のわずか500mの範囲内を散策しただけでも、生き物の季節変化や年変化、関わりあいがいろいろ観察できます。
「てがたん」に参加したい方は、毎月第二土曜日の午前10時までに鳥博玄関前に集合しましょう!