過去ログ

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カテゴリ: General
投稿者: odaya
7日のてがたん下見では、風がなく穏やかだったため、たくさんの小鳥の地鳴きを聞くことができました。

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「チュイーン」と伸ばした声で鳴くのはオオジュリン。アシの茎の中で越冬しているカイガラムシを食べています。

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「ヂッ」と少し濁った短い声で鳴くのはアオジ。アシ原だけでなく林や公園の藪でも姿を見ることができます。

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「チチッ、チチチッ」と2~3声続けて鳴くのはホオジロ。冬にははアシ原や開けた草地で多く見られます。

バードウオッチングは、小鳥の地鳴きを聞き分けられると、楽しみがぐっと広がります。14日のてがたんでは、「声で探す林の冬鳥」をテーマに行います。ぜひぜひご参加下さい。

December 7日Saturday: 決定的瞬間!

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投稿者: odaya
本日午前中は12月の「てがたん」の下見で、博物館周辺を市民スタッフのみなさんと一緒に歩きました。コースを一回りして帰ろうかという時、モズが飛んできて木に止まりました。嘴には何か虫をくわえていてきょろきょろ辺りを見回しています。これは”はやにえ”をやるのでは? という期待を膨らませて、離れたところから望遠鏡で行動を観察することにしました。

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セイタカアワダチソウに止まりコカマキリをくわえるモズ。

セイタカアワダチソウの上にとまって、枝にひっかけようとしますが、なかなかいい場所が見つかりません。1度はその場で食べようとしましたが、もう一度茎に嘴を突っ込み、再び嘴を出した時には何もくわえていませんでした。モズが飛び去った後、その場所に行ってみると、見つかりました!

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セイタカアワダチソウの茎に刺さったコカマキリの”はやにえ”

一見刺さる場所のなさそうな枝に、器用にコカマキリを差し込んでいました。滅多に見ることのできない瞬間を見ることができて、一同大興奮でした。

モズは、一度捕まえた獲物をすぐに食べずに、枝などに刺してとっておくことがあり、これを”はやにえ”といいます。はやにえの目的は貯食のため、縄張りを宣言するため、食べかけで放置されたもの、などいろいろな説がありますが、まだ定説はありません。
身近なところでも、歩くたびにわくわくする新しい発見があります。12月のてがたんでもモズに食べられていなければこのはやにえを見ることができるかも知れません。ぜひご参加ください。

December 4日Wednesday: オナガガモの足環

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投稿者: odaya
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11月12日に、親水広場の芝生に上がっているオナガガモの中に、足羽の付いている個体を見つけました。左足についている銀色に光る足環がみえるでしょうか?

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いろいろな角度から写真を何枚か撮ると、足環に刻まれている番号をすべて読むことができました。この写真では「256」という番号が読めますね。

読んだ番号を山階鳥類研究所に連絡すると、この個体は2000年に埼玉県で放鳥された個体で、少なくとも13年は生きていることがわかりました。

鳥類標識調査は、環境省の委託で山階鳥類研究所が中心となって行っている調査で、シリアルナンバーが刻まれた足環を鳥に装着することで、鳥の移動・寿命などを調べる調査です。
詳しくは、山階鳥類研究所のホームページをご覧ください。
http://www.yamashina.or.jp/hp/ashiwa/ashiwa_index.html

December 1日Sunday: 田んぼでお食事

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投稿者: odaya
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田んぼに降りているオナガガモの群れ。

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親水広場のほうから次々と飛んできました。

今朝、鳥の博物館前の水田に30羽ほどのオナガガモが降りていました。水田に落ちている籾(もみ)を食べているようです。先週末に、この田んぼでは二番穂(稲刈りの後に生えてくるイネに実る穂)の刈り取りが行われており、そこからこぼれた籾を食べているようでした。人に投げられるパンにばかり頼っているように見えるオナガガモも、自分たちで餌の場所を見つけているのですね。

でも、田んぼの落ち穂も人間の活動によってできた餌です。私たちは意図せずして、農業活動によって野生動物に餌付けをしているのです。
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