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△オオバンを探しているようす。

4月19日の午前中に、毎年実施している手賀沼のオオバン調査を実施しました。2020年から2022年までの3年間は博物館スタッフのみで行っていましたが、今回は4年ぶりに鳥の博物館市民スタッフと博物館友の会から5名の方に参加いただき、計10名で4班に分かれてカウント調査を行いました。

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△泳いで移動するオオバン。つがいと推定されるうちの雄。

今回は、合計113羽、8つがい(推定)のオオバンがカウントされました。オオバンの個体数は少なめで、特に下沼側での減少傾向が顕著でした。上沼は個体数はここ数年回復傾向にありますが、推定されるつがい数は少なく、越冬または渡り個体がみられているだけの可能性もあります。今後も、同様の調査を継続して個体群の変化をモニターしていく予定です。

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△沼沿いのヨシ原に作られたコブハクチョウの巣。

オオバンの個体数カウントと併せて、コブハクチョウの生息状況の調査も行いました。手賀沼の全周で周辺の農地と併せて合計25羽が確認され、8か所で営巣(造巣または抱卵中)が記録されました。