梅雨に入り小雨の降る日が続くようになりました。雨だと外に出るのも億劫になってしまいますが、雨の日だからこそ出会える生き物もいます。
梅雨といえばでんでん虫、カタツムリを見かけることが多くなります。
鳥の博物館の周辺でも5~10種類くらいのカタツムリの仲間が見られます。ぜひ探してみてください。

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ウスカワマイマイ。
名前の通り皮(殻)が薄いのが特徴です。コンクリ等の壁面によくついています。

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ヒダリマキマイマイ。
上のウスカワマイマイと巻く向きが違います。ほとんどのカタツムリは右巻き(殻の中心部から時計回りに成長するのが右巻き)ですが、ヒダリマキマイマイは左巻きです。

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鳥博のポンプ小屋の扉についているこの小さいものは…

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ナミコギセルというカタツムリです。
普通のカタツムリと違って細長い形をしたカタツムリの一種です。キセル貝は、昔のタバコを吸う時の煙管(きせる)に形が似ているからついた名前なのですが、今では煙管を見ることはほとんど無いですね。

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ナメクジ。
ナメクジも実はカタツムリの仲間で、正確には、カタツムリの一部の種が殻を無くす方向に進化したものがナメクジです。

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このあたりで見られるナメクジは2種類いて、こちらはチャコウラナメクジです。この種類はまだ殻の痕跡が背中に見られます(少し白くふくらんだ部分)。

今年は10月のてがたんでナメクジをテーマにした観察会をします。興味あるかたはぜひご参加ください。