null

4月20日の午前中に、毎年実施している手賀沼のオオバン調査を実施しました。例年は、我孫子野鳥を守る会、鳥の博物館友の会、鳥博市民スタッフなどのみなさんに参加していただいているのですが、昨年、一昨年に続き、新型コロナウイルスの感染対策のため博物館スタッフ3名で手分けして行いました。

今回は、合計139羽、11つがいのオオバンがカウントされました。少なかった昨年の88羽から回復し、2010年代後半と同等のカウント数になりました。ただし、推定つがい数は昨年の13つがいよりもさらに少ない結果となりました。

昨年に続き、2020年まで最も数が多かった下沼の南岸での個体数が少ない傾向が続いています。また、過去5年ほどの間には数の少なかった上沼の北岸での個体数が増加している傾向が認めらています。同じ手賀沼の中でも、オオバンの好む場所に経年変化がみられることは興味深いです。

null

オオバンの個体数カウントと併せて、コブハクチョウの生息状況の調査も行いました。手賀沼の全周で周辺の農地と併せて合計43羽が確認され、11か所で営巣(造巣または抱卵中)が記録されました。