今朝は冷え込んで、辺り一面が霜で真っ白になりました。
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 さらに、手賀沼では霧が立ち込めました。対岸が見えません。
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「てがたん」でよく行く、けやき広場。
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「てがたん」でよく行く、藤棚の周辺。
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 鳥たちの様子です。まずはアオサギ。
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 ホオジロはさえずっていました。
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 クロハラアジサシ。

 姿がはっきり見られないと、
がっかりされる方もいらっしゃるかもしれませんが、
このような景色が見られる日は、一年でもごくわずかです
(まるで水墨画のようです)。
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 しかも、霧が濃かったのは短時間で、
朝8時を過ぎると、次第に視界も元に戻っていきました。
今朝のような景色を楽しめるのは、
沼の近くに住む人たちの特権なのかもしれません。

 最後に、霧の日に探すと面白いものをご紹介します。
清少納言の『枕草子』126段に

「透垣の羅紋、軒の上などにかいたる蜘蛛(クモ)の巣のこぼれ残りたるに、
雨のかかりたるが、白き玉を貫きたるやうなるこそ、
いみじうあはれに、をかしけれ。」

とあります。

 この蜘蛛の糸を、雨ではなく霧の日に御覧になってみると、
さらに「あはれ」や「をかし」を感じられるかもしれません。
霧では、雨滴よりもっと細かい水の粒が付きますので、
糸の一本一本がはっきりと見えるようになります。
霧の出ている短い間しか見られませんが、
是非一度、お探しになられてみて下さい。
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 この写真は、手賀沼のものではないのですが、
9月に兵庫県豊岡市で撮影したドヨウオニグモです。