・稲波干拓で越冬するオオヒシクイ(2017年11月20日)
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 茨城県の霞ヶ浦江戸崎入干拓地(通称稲波干拓地)は、関東で唯一50羽前後のガンの仲間が毎年渡来する場所として知られています。今年の初渡来は11月10日だったそうです。12月3日現在、116羽のオオヒシクイが確認されています。
 この干拓地でまとまった数のオオヒシクイが越冬するようになったのは、1985年以降です。その数は、年々増加し、今では100羽を越えるオオヒシクイが越冬しています。
 毎日の詳しい情報は、オオヒシクイの保護活動を行っている稲敷雁の郷友の会のホームページをご覧ください。

http://relaxbach.sakura.ne.jp/hisikui/

・旧本埜村(印西市)の水田で越冬するコハクチョウ(2017年12月4日)
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 千葉県印西市の本埜地区の水田では、1992年に水田に渡来したコハクチョウに餌付けして以来、毎年コハクチョウが越冬するようになりました。その数は年々増加し、現在では毎年ピーク時で1000羽以上が越冬しています。この場所は、本埜白鳥を守る会が「白鳥の郷」として保全管理しています。
 今年も11月12日に初渡来が観察され、12月4日現在128羽が確認されています。コハクチョウのほかにオナガガモや少数のオオハクチョウも越冬しています。
 渡来地の近くの本埜第二小学校のホームページでは、ほぼ毎日コハクチョウの動向を紹介しています。

http://inzai.ed.jp/motononi-e/?page_id=159