先日、自宅の屋根にコツコツと何かが落ちる音がするので見てみると、
強風にあおられて、まだ未熟なコナラのドングリが落ちていました。
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コナラのドングリ(写真は以前採集したもの)

日本にはドングリがなる樹木は約20種あり、代表的なものでは落葉広葉樹の
ブナ、クヌギ、ミズナラ、常緑広葉樹のシラカシ、スダジイ、マテバシイなどがあります。

ドングリは殻斗(かくと)と呼ばれる帽子のような部分で果実がつくられ、
成熟すると果実の部分だけ落下します。自宅に落ちていたものは、まだ青いものや殻斗がついたものばかりでした。
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殻斗の中で形成されるドングリ(写真はマテバシイ)

殻斗には様々な模様や形があります。
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ライオンのたてがみのようなクヌギ

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横しまが特徴のシラカシ

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毛がはえているアラカシ

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割れるタイプのスダジイ

秋が深まるにつれて、これからドングリの季節がやってきます。
殻斗の違いに注目して観察してみてはいかがでしょう。