5月4日の勤務後に、手賀沼周辺の水田で見た鳥たちの生活をご紹介します。

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ヤナギ類の木のてっぺんで囀るオオヨシキリの雄。
手賀沼周辺での今期の初確認は4月18日でしたが、大分個体数が増えてきました。今は雄同士の縄張り争いが盛んな時期で、あちこち飛び回って追い掛け合う様子が見られます。

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餌をくわえたままホバリングするヒバリ。
よく見ると、嘴に餌をくわえています。巣のヒナに餌を運んできたのですが、観察者(私)が見ているので、そのまま降りると巣が見つかってしまいます。そのため、直ぐに地面に降りずに鳴きながら困っていました。こんな様子を見かけたら、すぐにその場を離れましょう(私も写真を2,3枚撮ってすぐに離れました)。

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ねぐら入りの場所を探して飛び回るチュウシャクシギの群れ(左下の小さい2羽はムナグロ)。
堤防を歩いていると、「ホイピピピ…」と美しい声が上空から振ってきました。チュウシャクシギの群れです。チュウシャクシギは日本では春と秋に通過する旅鳥で、ちょうど今頃が渡来数のピークです。夜間には集団でねぐらをとる習性があり、夕方にはねぐら入りの場所を探して集団で飛び回ります。

繁殖する鳥から旅鳥まで、様々な鳥が見られるこの季節、ぜひ鳥の博物館の観察会にも足をお運びください。
http://www.city.abiko.chiba.jp/bird-mus/gyoji/event/index.html