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投稿者: odaya
昨年末から、手賀沼でトモエガモの群れが見られています。日によってはいない時もあるようですが、1月30日に行った月例の手賀沼調査では、下沼の下流側の水面に降りている46羽の群れをカウントしました。手賀沼でこれほど大きな群れが見られるのは、2002年に40羽が見られて以来のようです。

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飛び立ったトモエガモの群れの一部。一緒にマガモ2羽も写っています。

トモエガモは、かつては数十万羽の大群がみられ、古来から「あじがも」と呼ばれていました。「あじ」とは、多くの数が集まっているという意味で、大群を形成することから名づけられたようです。しかし、近年では日本への飛来する個体数が減少し、昔のような大きな群れは見られなくなりました。2015年の環境省のレッドリストでは、絶滅危惧粁爐忙慊蠅気譴討い泙后

ここ数年は、20kmほど離れた北印旛沼で1000羽を超す大群が観察されているので、その一部が手賀沼にも時々飛来するようになったのかもしれません。この美しいカモの群れが手賀沼で見られるのは嬉しいことです。観察されたい方は、下沼のフィッシングセンター付近から望遠鏡等で沼の中央部あたりを探すとよいでしょう。

2月11日(日)に実施予定のあびこ自然観察隊「オーイ冬鳥くん」では、このあたりで冬鳥を探すので、トモエガモも観察できるかもしれません。申し込みは手賀の丘少年自然の家までお願いします。
http://www.tega.jp/archives/2058

January21日Sunday: 幻想の中に

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投稿者: iwamoto
 今朝は冷え込んで、辺り一面が霜で真っ白になりました。
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 さらに、手賀沼では霧が立ち込めました。対岸が見えません。
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「てがたん」でよく行く、けやき広場。
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「てがたん」でよく行く、藤棚の周辺。
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 鳥たちの様子です。まずはアオサギ。
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 ホオジロはさえずっていました。
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 クロハラアジサシ。

 姿がはっきり見られないと、
がっかりされる方もいらっしゃるかもしれませんが、
このような景色が見られる日は、一年でもごくわずかです
(まるで水墨画のようです)。
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 しかも、霧が濃かったのは短時間で、
朝8時を過ぎると、次第に視界も元に戻っていきました。
今朝のような景色を楽しめるのは、
沼の近くに住む人たちの特権なのかもしれません。

 最後に、霧の日に探すと面白いものをご紹介します。
清少納言の『枕草子』126段に

「透垣の羅紋、軒の上などにかいたる蜘蛛(クモ)の巣のこぼれ残りたるに、
雨のかかりたるが、白き玉を貫きたるやうなるこそ、
いみじうあはれに、をかしけれ。」

とあります。

 この蜘蛛の糸を、雨ではなく霧の日に御覧になってみると、
さらに「あはれ」や「をかし」を感じられるかもしれません。
霧では、雨滴よりもっと細かい水の粒が付きますので、
糸の一本一本がはっきりと見えるようになります。
霧の出ている短い間しか見られませんが、
是非一度、お探しになられてみて下さい。
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 この写真は、手賀沼のものではないのですが、
9月に兵庫県豊岡市で撮影したドヨウオニグモです。

January17日Wednesday: ヒヨドリの食事

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投稿者: someya
 我孫子近隣での様子です。ヒヨドリが飛び回り、ハボタン、ピラカンサ、ブロッコリーと場所を変え食事をしていました。時々こちらを見ますが、それどころではないと言った感じで食べていました。野外にエサが少ないこの季節は野鳥が庭にもよくやってきます。そっと外の様子を見ると夢中でエサを食べている野鳥が見られるかもしれません。
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ヒヨドリがブロッコリーにとまりムシャムシャ採食中
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葉を引きちぎって食べています
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少しの時間でかなり食べられています

January13日Saturday: 朝は氷の世界

カテゴリ: General
投稿者: someya
 博物館の3階ベランダには手賀沼に関連する水生生物の小さな展示があります。屋外で飼育していますので、今の季節は魚やカメにとってはお休みの季節。水草も枯れ、春にむけてお休み中です。
 朝一、水槽の様子を見に行くと目立つのは氷。何気なく見ている氷や霜も、じっくり観察してみるとキラキラしてキレイです。こんなのんきなことを言っては大雪で大変な地域の方に申し訳ないですね。
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ベランダの花壇には一面霜が
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水面にはった氷の厚みは1センチ程

January 8日Monday: ミソサザイあらわる

カテゴリ: General
投稿者: muramatsu
昨日、博物館の裏山に行ってみると、落ち葉の中からカサカサと
何かが動く音がしたので、じっと見ているとミソサザイが姿を現しました。

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枯れ葉の中で餌を探すミソサザイ
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枝にとまるミソサザイ
(写真:染谷実紀)

ミソサザイといえば夏の高山の渓流というイメージが強いですが、
冬になると暖かい平地にも移動し、人家近くの林でも見られることがあります。
千葉県では東京湾沿岸で見られた記録もあります。

去年の夏、避暑地に行けなかった私にとっては、
今年は早めのミソサザイとの出会いとなりました。

カテゴリ: General
投稿者: odaya
12月22日の午後に、フクロウ巣箱のメンテナンスを行いました。来年春にフクロウが繁殖する前に、昨年巣箱に残った食べ残しを回収し、新しい木のチップを入れました。

掃除の様子はカメラの過去のアーカイブから見ることが出来ます。
http://field.bird-mus.abiko.chiba.jp/strix/html/2017122215m.html

ちょっと遅くなってしまいましたが、フクロウが来年も巣箱を使ってくれるよう、見守りたいと思います。

December20日Wednesday: 足環付きのハクセキレイ

カテゴリ: General
投稿者: odaya
12月15日のこと、昼休みの外出から戻ると、鳥博の通用口の横にハクセキレイがいるのに気が付きました。ずいぶん建物の近くにいるな、と思いながら横目でちらっと見ると、右脚になにか付けられているのが分かりました。どうも金属足環のようです。双眼鏡で見ると、確かに環境省の金属リングであることが分かりました。また、このハクセキレイは雌の成鳥であることも羽の色の特徴からわかりました。

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そこで、望遠レンズを準備し、足環に刻印された番号を撮影してみることにしました。小鳥に付けられた足環はとても小さく素早いので、双眼鏡を使っても番号を読みとることは難しいのですが、撮影した画像を拡大すると読みとれることがあります。
ハクセキレイはもう1羽(雄の幼鳥と思われます)と2羽で一緒に行動しており、素早く歩き回っていたので、難しかったのですが、何カットか撮影し、足環番号のうち下3けたを読みとれる画像を撮影することができました。

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「030」と読みとれます。この部分は鳥の足の太さによって変わる「ガイド番号」と呼ばれるものです。

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「92」と読みとれます。

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「24」と読みとれます。この2は前の「92」の続きなので、下3桁が「924」であることが分かりました。

撮影して判読できた番号と画像を山階鳥類研究所の保全研究室に送ると、この足環がどこで付けられたか教えてもらえます。また、目撃情報は標識調査全体のデータベースに登録され、どこからどこに移動したか、何年生きたか、などの情報が蓄積されていきます。
私も早速問い合わせてみました。

このハクセキレイには「環境庁」と刻印されているリングが付けられており(現在では、普通「kankyosho」という刻印が使われています)、かなり昔に付けられたものではないかと思っていました。自分の観察した鳥がどこからきたのか、何年生きているのかなどの由来を知るのはとてもわくわくすることです。

すぐに保全研究室のスタッフの方から返答がありました、その答えは、意外にも、「2014年12月26日に高野山で標識放鳥したハクセキレイ雌幼鳥でした」とのことでした。詳しくお聞きしてみると、隣の山階鳥類研究所の建物の中に迷い込んだところを保護されたものだったそうです。

今回のケースでは、移動距離はたった50mほどでしたが、幼鳥の時に越冬した場所と同じところに帰ってきていること、現時点で生後4年目の冬を迎えることなど、観察だけでは決して分からないことが足環から分かりました。こうした記録がデータベースに加えられることで、将来様々な研究に利用可能な情報が蓄積されていくのです。

足環の付いた鳥を見つけたら、あるいは撮影した鳥の写真に足環番号が写っていたら、ぜひ山階鳥類研究所の保全研究室までお知らせいただければと思います。きっと面白い発見があると思います。

連絡される際は、以下のウェブサイトを参照してください。

足環の付いた鳥をみつけたら
http://www.yamashina.or.jp/hp/ashiwa/ashiwa_index.html#ashiwa

鳥類標識調査について、もっと詳しく知りたい方はこちら
http://www.biodic.go.jp/banding/
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投稿者: saito
・稲波干拓で越冬するオオヒシクイ(2017年11月20日)
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 茨城県の霞ヶ浦江戸崎入干拓地(通称稲波干拓地)は、関東で唯一50羽前後のガンの仲間が毎年渡来する場所として知られています。今年の初渡来は11月10日だったそうです。12月3日現在、116羽のオオヒシクイが確認されています。
 この干拓地でまとまった数のオオヒシクイが越冬するようになったのは、1985年以降です。その数は、年々増加し、今では100羽を越えるオオヒシクイが越冬しています。
 毎日の詳しい情報は、オオヒシクイの保護活動を行っている稲敷雁の郷友の会のホームページをご覧ください。

http://relaxbach.sakura.ne.jp/hisikui/

・旧本埜村(印西市)の水田で越冬するコハクチョウ(2017年12月4日)
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 千葉県印西市の本埜地区の水田では、1992年に水田に渡来したコハクチョウに餌付けして以来、毎年コハクチョウが越冬するようになりました。その数は年々増加し、現在では毎年ピーク時で1000羽以上が越冬しています。この場所は、本埜白鳥を守る会が「白鳥の郷」として保全管理しています。
 今年も11月12日に初渡来が観察され、12月4日現在128羽が確認されています。コハクチョウのほかにオナガガモや少数のオオハクチョウも越冬しています。
 渡来地の近くの本埜第二小学校のホームページでは、ほぼ毎日コハクチョウの動向を紹介しています。

http://inzai.ed.jp/motononi-e/?page_id=159

November28日Tuesday: 東京の鳥情報

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投稿者: iwamoto
 11月13日から17日まで、本郷の東京大学キャンパスで開催されていた公開講座に参加しておりました。そのときに本郷で撮った1枚を紹介します。我孫子の鳥ではないのですが、野生化したワカケホンセイインコです。原産地はインドとその周辺国ですが、都内では飼育個体の野生化したものが増えています。我孫子でもいつか見られる日が来るのでしょうか。
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 ちなみに、都内における繁殖地としてかつて有名だったのは、東京工業大学の大岡山キャンパスでした。しかし、東京工業大学から来られていた方の話では、大岡山では現在、見られなくなっているとのこと。それが本郷で見られるということは、キャンパスの環境が好きなのでしょうか。レンガの壁に垂直にとまる姿は、日本の在来種ではあまり見られない、新鮮な光景でした。

November19日Sunday: 秋真っ只中

カテゴリ: General
投稿者: someya
 今朝、通勤途中で見かけた鳥をご紹介します。
 まずは後ろ姿です。翼に白い斑があるのが特徴です。オス・メスともに、この斑があります。
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 正解は…
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 じゃん!ジョウビタキのメスでした。こちらをチラチラ見ています。オスの場合、頭が銀で顔が黒く、メスよりも色合いがはっきりして見えます。ジョウビタキは冬鳥として全国各地の平地から山地の林、農耕地、市街地などで見られます。鳴き声は「ヒッヒッヒッカッカッ」という感じです。
 こちらは別の日に撮影しましたが、スズメが柿を食べていました。20171119-img_1990.jpg
 柿を食べるスズメを見かけ、冬鳥を見て、季節の移ろいを実感しました。
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