September16日Sunday: 秋の気配!(2018.9.16)
手賀沼のハス群落の中に、冬鳥のコガモが姿を現しました。まだ地味な色の個体ばかりですが、これから徐々に繁殖羽に換羽し、派手な色彩のオスの姿もしだいに増えていくことでしょう。
沼縁のアカメヤナギの樹冠では、モズがさかんに高鳴きしていました。これから冬にかけて餌を捕るためのなわばりを主張しているのでしょう。
堤防の下の芝生に植栽されたヤマハギに、たくさんのアオドウガネが集まり、葉をさかんに食べていました。作物を食べるのは遠慮して欲しいのですが・・・。
September16日Sunday: ミズアオイの花みごろ!
鳥の博物館3階ベランダに置いたトロ箱の中で栽培しているミズアオイが、今年は見事に花を咲かせました。昨年は発芽せず、消えたのかと思っていました。ミズアオイは1年草なので、一昨年に結実した種子が、トロ箱の泥の中で休眠していたのでしょう。
田んぼの雑草としてミズアオイはかつてはどこにでも見られましたが、除草剤の使用により全国的に減少しています。環境省の準絶滅危惧種、千葉県の重要保護生物となっています。
鳥の博物館のベランダで栽培しているミズアオイは、かつて鳥の博物館駐車場の前にあった田んぼの造成時に、水抜き用の水路を掘った際に発芽したものです。
紫色の雄しべが1本と黄色い雄しべが5本、めしべが1本見えます。紫色の雄しべはつぼみの中での自家受粉用とのこと。
結実すると、茎の途中から折れ曲がり、果実を積極的に水中に運ぼうとします。