とりはく自然通信

本日、11月のてがたんを行いました。テーマは、木の実・草の実だったのですが、ウバメガシの実を観察中、上空を飛ぶ大きな鳥を発見しました。撮影してみると、コハクチョウであることがわかりました。前から3番目が今年生まれの幼鳥で、あとの3羽は成鳥でした。はるか上空を西へ飛んで行ったので、手賀沼に降りたかどうかはわかりませんでした。
この近辺では印西市や茨城県常総市に集団越冬地がありますが、手賀沼では移動中の個体がたまに見られるだけの種類です。渡りの季節、思わぬ鳥が身近にあらわれることがありますね。

10月28日、よく晴れた日に水田の上を飛ぶ2羽の小さな猛禽類をみつけました。
チョウゲンボウとコチョウゲンボウです。コチョウゲンボウはより尾羽が短く、羽ばたきもより力強い感じがします。





コチョウゲンボウ(左)とチョウゲンボウ。体形の違いがよくわかります。



コチョウゲンボウは、近くで見るとこんなに可愛らしい猛禽です。

チョウゲンボウは1年中我孫子で姿をみることができますが、コチョウゲンボウは冬の間にしか見られません。これからの季節。運が良ければ水田地帯で小鳥をとらえる姿が観察できるでしょう。