April29日Monday: ウミウも滞在中
25日のオオバン調査で見つかった鳥たちを紹介します。
4月17日に見つかったウミウは18, 25, 26日にも確認されています。カッパの噴水まわりがお気に入りのようで、カワウと一緒に休んでいるのが目撃されています。一応飛べるようですが、左翼のテグスは付いたままです。
下沼の岸沿いの杭で、4羽のチュウシャクシギが羽を休めていました。春の渡りではオーストラリアなどからシベリアまで長い距離を渡るので、彼らにとって日本は大事な中継地です。
青葉の茂った桜並木にいたシメの♀。冬には肌色だったくちばしの色は鉛色に変わってきました。もうすぐ北の繁殖地に旅立つのでしょう。
4月17日に見つかったウミウは18, 25, 26日にも確認されています。カッパの噴水まわりがお気に入りのようで、カワウと一緒に休んでいるのが目撃されています。一応飛べるようですが、左翼のテグスは付いたままです。
下沼の岸沿いの杭で、4羽のチュウシャクシギが羽を休めていました。春の渡りではオーストラリアなどからシベリアまで長い距離を渡るので、彼らにとって日本は大事な中継地です。
青葉の茂った桜並木にいたシメの♀。冬には肌色だったくちばしの色は鉛色に変わってきました。もうすぐ北の繁殖地に旅立つのでしょう。
April26日Friday: 手賀沼のオオバンを数えたら、今年は97羽!
4月下旬、手賀沼で越冬していたオオバンが北へ帰り、子育てするオオバンが残ります。ヨシ原の植物がまだ茂っておらず見通しのきくこの時期、沼縁を歩き、手賀沼で繁殖するオオバンの数を毎年数えています。今年は、4月25日に市民スタッフさんと一緒に調査しました。
その結果は手賀沼全域で97羽。昨年は100羽、一昨年は90羽で、ここ数年大きな変化はないようです。
繁殖期に入ったオスの額板(がくばん=おでこの板状の部位)は発達し、大きく盛り上がります。
手賀沼周辺では、オスのキジがなわばりを主張して母衣打ちするシーンやなわばりに入ってきたメスに対して尾羽を広げて求愛する姿が見られました。
コブハクチョウが抱卵している巣を沼全域の7カ所で確認。
特定外来種指定のウシガエルの多さにびっくり。ニホンアマガエル、トウキョウダルマガエル、シュレーゲルアオガエルの声も確認しました。
★手賀沼オオバン個体数調査(2013.4.25)で見られた鳥は次のとおり
キジ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ウミウ、アオサギ、チュウサギ、コサギ、クイナ(声)、ヒクイナ(声)、オオバン、コチドリ、チュウシャクシギ、ユリカモメ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ(さえずり)、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス(さえずり)、エナガ(造巣)、オオヨシキリ(さえずり)、セッカ、ムクドリ、アカハラ、ツグミ、スズメ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ(さえずり)、アオジ、コジュリン、オオジュリン、以上39種でした。
April23日Tuesday: セイタカシギ滞在中
4月19日から見られている3羽のセイタカシギが、高野山新田の水田で採食していました。
すらりと長い脚が美しいです。
20日、22日にも見られており、この場所がお気に入りのようです。3羽は微妙に羽の色が違っていて、個体の識別ができそうです。
♂の成鳥。背中が真っ黒です。
♀の成鳥と推定される個体。背中は雄より茶色っぽく見えます。
若い個体(昨年生まれ)と推定される個体。翼が全体的に茶色味を帯びています。
April19日Friday: 最近の鳥情報
最近の博物館周辺の野鳥情報をまとめて掲載します。
4/17 コガモ 沼全体で36羽がカウントされました。この時期はほとんどペアで行動しています。
4/17 オオヨシキリ アシの中でぐぜり(今季初認)
4/17, 4/18 ヒクイナ アシの中でさえずり
4/18 ヒヨドリ 100羽+の群れが手賀沼を超えて北方向に渡っていった
4/19 セイタカシギ3 水田で採食
4/19 アリスイ (Oさん情報提供)
鳥の博物館の企画展「身近な鳥 −我孫子の鳥を調べて見たらー」では、我孫子周辺のおよそ20年間の鳥類調査の記録を展示しています。
http://www.bird-mus.abiko.chiba.jp/Exhibitions/kikakuten/65/65.html
手賀沼で探鳥の際にはぜひ博物館にもお立ち寄りください。
4/17 コガモ 沼全体で36羽がカウントされました。この時期はほとんどペアで行動しています。
4/17 オオヨシキリ アシの中でぐぜり(今季初認)
4/17, 4/18 ヒクイナ アシの中でさえずり
4/18 ヒヨドリ 100羽+の群れが手賀沼を超えて北方向に渡っていった
4/19 セイタカシギ3 水田で採食
4/19 アリスイ (Oさん情報提供)
鳥の博物館の企画展「身近な鳥 −我孫子の鳥を調べて見たらー」では、我孫子周辺のおよそ20年間の鳥類調査の記録を展示しています。
http://www.bird-mus.abiko.chiba.jp/Exhibitions/kikakuten/65/65.html
手賀沼で探鳥の際にはぜひ博物館にもお立ち寄りください。
April19日Friday: 交雑個体カモ?
17日の鳥類センサス中に、種間交雑個体(雑種)と思われるカモを何個体か観察しました。
カルガモとマガモ(またはアヒル)と推定される雑種♂。
嘴・胸・頭などにマガモとカルガモの中間的な特徴が出ています。このようなカルガモとマガモ(またはアヒル)の雑種はしばしば見つかり"マルガモ"と呼ばれたりします。
カルガモとマガモ(またはアヒル)の交雑個体と推定される♀(右)と、不明カモ(左)。
右の個体は、一見マガモの♀に見えますが、嘴の先端が薄く、目の上に薄い眉があることから、カルガモとの雑種だと推定されます。左の個体は一見マガモの♂に見えますが、脇に茶色い羽が多くあり、尾羽のカールした羽の曲りも弱くみえます。マガモの雄の若い個体、カルガモとの交雑個体などが疑われますが、結論を出すことはできませんでした。ちなみにこの2羽はつがい関係のようで、水を張った水田でカルガモの群れの中で一緒に行動していました。
また継続して観察する機会があれば、詳しく見てみたい個体です。もしこの個体と似たカモを観察しましたら博物館まで情報提供いただければ幸いです。
カルガモとマガモ(またはアヒル)と推定される雑種♂。
嘴・胸・頭などにマガモとカルガモの中間的な特徴が出ています。このようなカルガモとマガモ(またはアヒル)の雑種はしばしば見つかり"マルガモ"と呼ばれたりします。
カルガモとマガモ(またはアヒル)の交雑個体と推定される♀(右)と、不明カモ(左)。
右の個体は、一見マガモの♀に見えますが、嘴の先端が薄く、目の上に薄い眉があることから、カルガモとの雑種だと推定されます。左の個体は一見マガモの♂に見えますが、脇に茶色い羽が多くあり、尾羽のカールした羽の曲りも弱くみえます。マガモの雄の若い個体、カルガモとの交雑個体などが疑われますが、結論を出すことはできませんでした。ちなみにこの2羽はつがい関係のようで、水を張った水田でカルガモの群れの中で一緒に行動していました。
また継続して観察する機会があれば、詳しく見てみたい個体です。もしこの個体と似たカモを観察しましたら博物館まで情報提供いただければ幸いです。
April17日Wednesday: 手賀沼鳥類センサスでウミウ出現
本日行った手賀沼水面区域の鳥類センサスで、ウミウが記録されました(写真上:右がウミウ)。
カワウとくらべて体が大きく、嘴の付け根の黄色い部分の角(口角)がとがった形をしているのが特徴です。この個体は若い鳥で、移動の途中に手賀沼に立ち寄ったのかもしれません。左翼からは釣り糸のようなものが伸びていましたが、飛べるのかどうかは判断できませんでした。
ウミウは、今まで記録がなく手賀沼で初記録の可能性もあります。もしこれまでに観察された記録をお持ちの方がいらっしゃいましたら、鳥の博物館までぜひご連絡いただければと思います。
他にも興味深い鳥たちが観察されたので、後日また報告します。
(記事を一部修正 2013/4/18)
April16日Tuesday: コイカル鳴く!
本日、16:30頃、コイカルのさえずりが親水広場方面から聞こえてきました。あわてて探しに行きましたが、姿を見ることはできませんでした。最近確認されていなかったようですが、いつの間にか戻ってきたようです。アオジも金属的な声でぐぜっていました。
取手市では今日朝センダイムシクイの声も聞かれたようで、季節が進んでいくのを感じますね。
取手市では今日朝センダイムシクイの声も聞かれたようで、季節が進んでいくのを感じますね。
April13日Saturday: 4月のてがたん報告
本日、2013年4月のてがたんを行いました。暖かい日差しの下、この時期開花を迎えているヤエザクラの品種について、市民ボランティアの方に解説していただきました。鳥のほうは、美しいキジの♂や雌雄で並んで採食するムクドリなど31種の鳥を観察することができました。沼には頭の黒くなりかけたユリカモメや、繁殖を始めたコブハクチョウなど、この時期ならではの水鳥の様子も見られました。来月は、「鳥のさえずりと子育て」をテーマに、5月11日(土)に実施予定です。みなさまのご参加をお待ちしております。
April13日Saturday: 巣傾くも、抱卵続ける
April10日Wednesday: 鳥の博物館前、手賀沼遊歩道の桜情報!!
(2013.4.9)
八重の桜が咲き出しました。‘普賢像’、‘江戸’、‘松月’などなど、約10種類の品種がこれから花盛りです。
鳥の博物館3階展望テラス奥の鉢の中にコオニタビラコの花が咲きました。春の七草でホトケノザとして知られる田んぼの草ですが、最近あまり見つからなくなりました。
水を張り始めた田んぼから、今夕は、ニホンアマガエルの大合唱が聞こえました。
April 7日Sunday: 鳥も虫もカエルも鳴き出しました!
(2013.4.5)
草木が芽吹きすがすがしい、二十四節気の清明(せいめい)の日です。アオジが樹上でしきりにさえずっていました。
(2013.4.5)
夜、ジーという耳鳴りのようなクビキリギスの声を聞きました。博物館付近のガソリンスタンドの灯りの下に、その姿も発見!、成虫越冬するこの虫は、暖かくなると一番先に鳴き出す虫の一つです。昼間、手賀沼遊歩道ではリーリーリーとか細い声で鳴くキンヒバリの声と、グフフフグフフフと鳴くトウキョウダルマガエルの声を聞きました。
April 7日Sunday: 手賀沼遊歩道桜情報!ーミクルマガエシが開花ー
(2013.4.4)
鳥の博物館前の手賀沼遊歩道には10種類以上の桜の品種が植栽されています。その中でも、赤味の美しい‘御車返し(ミクルマガエシ)’が咲きました。オオシマザクラの血を引く大きな花弁で、一重にも見えますが実は八重!!
(2013.4.4)
八重桜の‘関山(カンザン)’も開花間近です。
(2013.4.4)
‘ソメイヨシノ’は満開!