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 開催中の鳥の博物館友の会展にちなみ、万葉同好会の関口さんが、額田王の詠んだ歌をもとに、語りをしてくれました。
 時は大化の改新の頃、額田王が、宮中のイベントの薬草摘みで皇子に声をかけられたことを詠んで一句。
・茜指す紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る(巻1・20・額田王)
 これにこたえて詠まれた一句。
・紫の匂へる妹を憎くあらば人妻ゆゑに我恋ひめやも(巻1・21・大海人皇子)
 歌が詠まれるに至った情景が、目に浮かぶ名調子の語りでした。