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12月19日に、2020年12月のテーマトークを実施しました。これまでと同様にYoutube liveを用いたライブ配信で行いました。

今回は、山階鳥類研究所保全研究室長の水田 拓さんに、「月夜のドライブは要注意〜アマミヤマシギの交通事故について〜」と題して講演いただきました。

水田さんは長年奄美諸島の野生生物の保全にかかわるさまざまな研究に携わってこられていますが、今回はその中でもアマミヤマシギについてお話しいただきました。

アマミヤマシギは世界で奄美諸島だけで繁殖する日本固有のシギ科の鳥です。マングースやネコなどの外来哺乳類による捕食や交通事故による影響で個体数を減らしており、環境省の2019年のレッドリストでは絶滅危惧粁爐忙慊蠅気譴討い泙后

水田さんたちの調査によって、アマミヤマシギは月が明るく空の高い位置に出るときに多く路上に出てくること、繁殖期の初期にあたる3月に交通事故が多いことを突き止められました。また、奄美大島の南部の数か所で事故が多いこともわかりました。
これらの情報をもとに、月の明るい夜、特に3月の満月の数日前からはゆっくり走るように、島の人たちに呼びかけを行われたそうです。

講演の後に、道路上に出てくる理由や、アマミヤマシギの生態についての質疑応答が交わされました。今回のお話の詳細は、以下の書籍に紹介されています。ご興味のある方はぜひお読み下さい。
https://www.ajup-net.com/bd/isbn978-4-486-02088-2.html

今回のオンライン講演は、最大同時に54人の方に視聴いただきました。ご視聴いただいた皆様、ありがとうございました。配信後の見逃し配信を予定しておりましたが、編集作業上のミスによってご利用いただけなくなってしまいました。申し訳ありません。

1月のテーマトークは山階鳥類研究所の尾崎さんに南西諸島のアジサシ類の渡りについての研究成果をお話しいただきます。視聴方法などについては、山階鳥類研究所・我孫子市鳥の博物館ウェブサイトで改めてご案内します。