本日6月18日に、あびこ自然観察隊「河原の鳥を観察しよう」を実施しました。利根川ゆうゆう公園の自然観察ゾーンの草地を歩き、河原の草地や林で繁殖する鳥を観察しました。11名の方にご参加いただきました。

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枯れたヨシに止まってさえずるオオヨシキリのオス。

駐車場から河川敷へ歩き出すと、オオヨシキリとヒバリの声に包まれます。河原の草地を代表する2種類ですが、オオヨシキリは主に丈の高いオギやヨシの草地に、ヒバリは主に丈の低い草地や裸地に生息します。(画像は下見のときのもの)

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ヨシに止まってさえずるオオヨシキリをみんなで観察しているところ。鳴き声を頼りに探します。オオヨシキリはたくさん見られましたが、コヨシキリは鳴いているオスは1羽しか確認できませんでした。


草地では、大きなニホンカナヘビを見つけました。触ってもらってニホントカゲとの違いを説明しました。ざらざらしているのがカナヘビの特徴です。

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小形のハヤブサの仲間のチョウゲンボウが草地の上空にとどまって(ホバリングといいます)餌を探している様子をよく見ることが出来ました。チョウゲンボウは今時期に育ち盛りのヒナがいるので、両親とも餌運びに大忙しです。(画像は下見のときのもの)

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集合場所に戻ってきて、野球場のバックネットに止まってさえずるホオジロを観察しました。

声のみの確認を含め、24種の鳥を観察できました。梅雨の合間をぬっての実施でしたが、河原で暮らす鳥たちの生活をじっくり観察することができました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。また鳥の博物館の自然観察会にご参加ください!