May19日Saturday: 5月のテーマトークを行いました
今回は山階鳥類研究所保全研究室研究員の仲村昇さんにお話いただきました。テーマは「鳥の木登り、ヒトの木登り」でした。
始めに、鳥の木登りについて、鳥の体のつくりなどを交えてご紹介頂きました。鳥といえば「飛ぶ」というイメージが強いですが、飛行能力を獲得する前、鳥の祖先は手足を使って木に登っていました。鳥が飛べるようになった後、猛禽類やブッポウソウ、ヒタキ類など、森林に暮らしていた鳥のほとんどは木に登らなくなりました。アマツバメの仲間は飛ぶことに特化してきたため、歩くこともしなくなり、飛び上がることもできなくなりました。しかし、フクロウのヒナやツメバケイ、キツツキの仲間など一部の鳥は今でも木に登ります。海鳥のオオミズナギドリは地面から飛び立つことが苦手です。そのため木に登ってから飛び立ちます。
また、鳥を扱う研究者も、鳥の巣の採集、鳥の標識調査、巣箱の設置など様々な目的で木に登ります。ぶり縄(2本の棒とおよそ10mのロープを組み合わせた道具)や、ロープと安全帯を使って登ることもありますが、道具を使わずに木の枝を手掛かりにして登ることもあるそうです。体力と経験が必要ですが、身軽に早く登ることができるという利点があります。実際に木に登っていく様子や、ヘルメットに付けられたカメラからの風景もご紹介いただきました。
今回は22名の方にお集まり頂きました。ご参加頂いた皆様、お話頂いた仲村さん、ありがとうございました。
始めに、鳥の木登りについて、鳥の体のつくりなどを交えてご紹介頂きました。鳥といえば「飛ぶ」というイメージが強いですが、飛行能力を獲得する前、鳥の祖先は手足を使って木に登っていました。鳥が飛べるようになった後、猛禽類やブッポウソウ、ヒタキ類など、森林に暮らしていた鳥のほとんどは木に登らなくなりました。アマツバメの仲間は飛ぶことに特化してきたため、歩くこともしなくなり、飛び上がることもできなくなりました。しかし、フクロウのヒナやツメバケイ、キツツキの仲間など一部の鳥は今でも木に登ります。海鳥のオオミズナギドリは地面から飛び立つことが苦手です。そのため木に登ってから飛び立ちます。
また、鳥を扱う研究者も、鳥の巣の採集、鳥の標識調査、巣箱の設置など様々な目的で木に登ります。ぶり縄(2本の棒とおよそ10mのロープを組み合わせた道具)や、ロープと安全帯を使って登ることもありますが、道具を使わずに木の枝を手掛かりにして登ることもあるそうです。体力と経験が必要ですが、身軽に早く登ることができるという利点があります。実際に木に登っていく様子や、ヘルメットに付けられたカメラからの風景もご紹介いただきました。
今回は22名の方にお集まり頂きました。ご参加頂いた皆様、お話頂いた仲村さん、ありがとうございました。
May14日Monday: Enjoy 手賀沼!2018当日の館内は
鳥の博物館は無料開館日でした。午後からは雨の予報にもかかわらず、多くの方が来館され、館内は賑やかでした。館内では鳥の博物館友の会が中心となって行った「鳥のゴムバンドをつくろう」を実施しました。
みなさん夢中です
好きに飾り付けができます
どんな鳥にしようかなぁ
かわいらしい鳥のできあがり♪
みなさん夢中です
好きに飾り付けができます
どんな鳥にしようかなぁ
かわいらしい鳥のできあがり♪
May13日Sunday: バードウィーク手賀沼探鳥会を実施しました
本日5月13日(日)に、毎年恒例となっているバードウィーク手賀沼探鳥会を実施しました。この観察会は我孫子野鳥を守る会との共催で実施しています。
集合場所の様子。例年通り、1時間・2時間の各コースの班に分かれて観察を行いました。
対岸にいる水鳥を望遠鏡を使って観察しました。オオバン、カイツブリなどの行動を観察することができました。
遊歩道の近くでキジのけたたましい「ケーン、ケン」という声が聞こえ、目立つ所に姿を現しました。羽毛の光沢などをじっくり観察することができました。
今年初めて、手賀沼でコブハクチョウの家族を2グループ確認しました。この7羽のヒナを連れた家族(画像には6羽写っています)と2羽のヒナを連れた家族が見られました。ヒナの姿は大変かわいらしいものですが、もともと日本にいなかった鳥で、農業や生態系に影響を与えることを忘れてはいけません。
この時期らしく、シジュウカラなどの留鳥、夏鳥ではオオヨシキリなど、30種の鳥たちに会うことができ、我孫子野鳥を守る会のみなさんのサポートのおかげで充実した観察ができたと思います。午後から雨になりましたので、なんとか天気が持って幸いでした。
一般の方55名、我孫子野鳥を守る会から34名の参加がありました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました(5/15 参加者数を訂正しました、5/30我孫子野鳥を守る会の参加者数を訂正しました)。
集合場所の様子。例年通り、1時間・2時間の各コースの班に分かれて観察を行いました。
対岸にいる水鳥を望遠鏡を使って観察しました。オオバン、カイツブリなどの行動を観察することができました。
遊歩道の近くでキジのけたたましい「ケーン、ケン」という声が聞こえ、目立つ所に姿を現しました。羽毛の光沢などをじっくり観察することができました。
今年初めて、手賀沼でコブハクチョウの家族を2グループ確認しました。この7羽のヒナを連れた家族(画像には6羽写っています)と2羽のヒナを連れた家族が見られました。ヒナの姿は大変かわいらしいものですが、もともと日本にいなかった鳥で、農業や生態系に影響を与えることを忘れてはいけません。
この時期らしく、シジュウカラなどの留鳥、夏鳥ではオオヨシキリなど、30種の鳥たちに会うことができ、我孫子野鳥を守る会のみなさんのサポートのおかげで充実した観察ができたと思います。午後から雨になりましたので、なんとか天気が持って幸いでした。
一般の方55名、我孫子野鳥を守る会から34名の参加がありました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました(5/15 参加者数を訂正しました、5/30我孫子野鳥を守る会の参加者数を訂正しました)。