July30日Sunday: 大学生ボランティア研修
夏のイベントを一緒に盛り上げてくれる大学生ボランティアの研修を行いました。いつもお手伝いいただいているボランティアスタッフも参加しました。
イベント内容について説明や練習を行い、活動の仕方などを確認しました。夏にむけて着々と準備はすすんでいます。夏は鳥博でお過ごし下さい!みなさんのご参加をお待ちしています。
※イベントは8月中の土日祝日、13時30分から実施します。
練習の様子
イベント内容について説明や練習を行い、活動の仕方などを確認しました。夏にむけて着々と準備はすすんでいます。夏は鳥博でお過ごし下さい!みなさんのご参加をお待ちしています。
※イベントは8月中の土日祝日、13時30分から実施します。
練習の様子
July26日Wednesday: あびこ自然観察隊「手賀沼のプランクトンと水鳥を観察しよう」を実施しました(2017.7.25)
夏休みイベントの一つ、あびこ自然観察隊「手賀沼のプランクトンと水鳥を観察しよう」を我孫子市の手賀沼課との共催で実施しました。自作したプランクトンネットで手賀沼のプランクトンを採集して顕微鏡で観察するプログラムで、その途中、手賀沼の水鳥の船上観察も含まれています。1日がかりの盛りだくさんの内容でした。まずはじめに、今日の講師の柄沢先生の指導でプランクトンネットを作りました。
ネット完成後、プランクトンと魚と鳥をめぐる手賀沼の生き物たちの関わり合いのお話を聞きました。
お昼ごはんを食べてから、午後、船で手賀沼のハスと水鳥(カワウ、カイツブリ、アオサギ、コサギ、オオバン、ユリカモメ、ツバメ、ハシボソガラスなど)を観察した後、桟橋でプランクトンを採集しました。熱い中、皆がんばって活動していました。
水の館の研修室に戻り、採集したプランクトンを顕微鏡で観察しました。クンショウモの仲間、ワムシの仲間、ケンミジンコの仲間、ケイソウの仲間など、全体で約20種類のプラクトンを観察し、終了しました。
参加者は、しだいに顕微鏡観察に目が慣れてきて、小さなプランクトンも見えるようになったようです。終了時間ギリギリまで、熱心に観察していました。
沼の中の小さな生物が、手賀沼の生態系を支えていることを体験できた一日だったと思います。
July15日Saturday: 本日から企画展「鳥・酉・鶏・とりー酉年は酉で楽しむー」開催です!
本日7月15日、2階企画展示室にて、山階鳥類研究所との共催企画展「鳥・酉・鶏・とりー酉年はトリで楽しむー」がスタートしました。
展示室入り口
今回の企画展のテーマは「人とトリの関わり」です。
展示室では、野生に生きる「鳥」、暦の中の「酉」、家禽としての「鶏」、そして、美術品などの対象とされる「とり」と、大きく分けて4つのテーマに分かれています。貴重な図書資料や様々な品種の鶏の標本などを通して、人とトリがどのような関係をもっているのかについて紹介しています。
展示を通して人とトリの関係の多様さを感じて頂けたらと思います。
ぜひ、お越し下さい。
また、1階エントランスホールも展示を新しくしています。
こちらもぜひ、チェックしてみてください。
写真はゴイシチャボのジオラマ
展示室入り口
今回の企画展のテーマは「人とトリの関わり」です。
展示室では、野生に生きる「鳥」、暦の中の「酉」、家禽としての「鶏」、そして、美術品などの対象とされる「とり」と、大きく分けて4つのテーマに分かれています。貴重な図書資料や様々な品種の鶏の標本などを通して、人とトリがどのような関係をもっているのかについて紹介しています。
展示を通して人とトリの関係の多様さを感じて頂けたらと思います。
ぜひ、お越し下さい。
また、1階エントランスホールも展示を新しくしています。
こちらもぜひ、チェックしてみてください。
写真はゴイシチャボのジオラマ
July 8日Saturday: 7月のテーマトークを行いました(2017.7.8)
7月のテーマトークは、「鳥類標識調査―最近の話題から―」というテーマで、山階鳥類研究所保全研究室専門員の吉安京子さんにお話いただきました。
「鳥類標識調査(バンディング)とは、1羽1羽の鳥が区別できる記号や番号がついた標識(足環)を鳥につけて放し、その後の回収(標識のついた鳥を見つけ、その番号を確認すること)によって鳥の移動や寿命について正確な知識を得るという調査方法です。・・・中略・・・。環境省が山階鳥類研究所に委託して標識調査を実施しており、全国に設定された鳥類観測ステーションを中心に山階鳥類研究所や大学などの研究者、ボランティアバンダーが鳥を安全に捕獲し、標識をつけて放鳥しています。」(山階鳥類研究所HPより)。
はじめに標識調査の目的や調査方法など基本的な解説があり、放鳥と回収の具体的な手順や事例が紹介されました。これまで放鳥600万件に対して回収が6万件とのことでした。
また興味深い回収例として、日本とアメリカの越冬地をまたに架けて移動するオナガガモやモンゴルで標識され日本で回収されたタゲリ、ロシアで標識され日本で回収されたツリスガラ、アラスカで標識されたムナグロが我孫子でも確認され、それが太平洋の真ん中を南下しミクロネシアの島々で越冬した後、日本の沿岸に沿って北上していることが分かった事例などを紹介してくださいました。
回収のパターンとして、研究者や協力者が標識個体を再捕獲する場合のほか、標識が撮影された写真が届けられる場合や標識された個体が斃死鳥として回収される場合などがあり、一般の方たちの協力が標識調査の成果につながっている事が改めて分かりました。