9月3日夕方に、あびこ自然観察隊「鳴く虫観察会」を実施しました。

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まず、博物館前の草地で鳴く虫の仲間を捕まえました。草の中を動き回る昆虫を捕まえるのは大変ですが、みなさんがんばって何種類か採集できました。昆虫以外にも、カナヘビやアマガエルなどの生き物も捕まえて観察できました。

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捕まえたあと、博物館の玄関で何が捕れたか調べました。コオロギの仲間ではエンマコオロギやオカメコオロギ、キリギリスの仲間ではツユムシやウスイロササキリ、バッタの仲間ではショウリョウバッタやコバネイナゴなど14種のバッタの仲間を捕まえることができました。

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館内で虫の鳴き声について予習した後、暗くなりはじめた草地に出て虫の声に耳をすませました。草地からはエンマコオロギ、オカメコオロギ、シバスズ、木の上からはアオマツムシ、カンタン、ツヅレサセコオロギなど、合わせて10種の鳴く虫の声を聞くことができました。
また、親水広場の上を飛ぶアブラコウモリや餌場へ向かうゴイサギなど、夜行性の生き物のくらしの一部も垣間見ることができました。

身近な草地にも、多様な昆虫がすんでいることを感じてもらえたと思います。
日没後は涼しい日も増えてきた今日この頃、夜に窓をあけて虫の声に耳を澄ませてみてはいかがでしょうか?