過去ログ

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投稿者: odaya
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11月23日(金・祝)にあびこ自然観察隊「晩秋の手賀川観察会」を実施しました。秋らしい好天に恵まれて、農地の冬鳥を観察しました。

新木駅に集合し、歩いて手賀川沿いの農地を目指します。農道に入ってすぐに、遠くをハイタカが2羽飛び、遠くの杭にノスリが止まっているのが見つかりました。休耕田の草地は、ホオジロ、カシラダカ、カワラヒワが採食や休息のためにやってきていました。農道を歩いて行くと、乾いた水田に下りていたヒバリとタヒバリが鳴きながら飛びだします。てがたんコースとは少し異なる開けた農地の鳥たちをたくさん観察することができました。

連結して水田の水たまりに産卵していたアキアカネ、日当たりのよい草地に残っていたモンキチョウ、ウラナミシジミ、ヒメアカタテハなどの昆虫も観察しました。手賀川に出ると、カンムリカイツブリやアオサギなど、水辺の鳥も見ることができました。今年はカイツブリ類の数がやや多いようです。帰り道の農道では、湿った田んぼの二番穂に隠れるタシギや、頭上を舞ってくれたノスリ、モズのはやにえ、橋のたもとのイタチのふんなどの発見がありました。

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▲休耕田のコガマの先端に刺さっていたモズのはやにえにされたハネナガイナゴ。触っていたら外れてしまいました。

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▲街路樹のケヤキの中に見つけたカワラヒワの古巣。2.5m程の高さに、枯れ草やビニールひもなどを使って作られていました。

駅までの帰り道では、街路樹のケヤキの中にカワラヒワやキジバトの古巣が見つかりました。今回は、29種+外来種2種を観察することができました。
14名の方にご参加いただきました。また鳥の博物館の自然観察会に足をお運びください。
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投稿者: someya
 先日、鳥の博物館が設置しているフクロウの巣箱を新しいものにかけかえました。
 この巣箱には観察のためのカメラがついていて、ライブ映像と過去の画像を鳥の博物館のホームページからご覧いただけます。数日間、画面が真っ暗だったのはこの作業のためです。いつも楽しみにして下さっている方にはご迷惑をおかけしました。
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古くなった巣箱をおろします
巣箱内に残った食べ残し等は事前に回収しました
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役目を終えた巣箱
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新しい巣箱
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脚立にのぼって作業です

 新しくなった巣箱にもフクロウがやってきました。例年通りだと、3月から6月頃に野生のフクロウの子育てが見られます。今年も見られるでしょうか。繁殖期以外にも巣箱をのぞくフクロウが確認できます。
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 鳥の博物館のフクロウカメラの様子をチェックして下さいね。
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投稿者: someya
 11月3日、4日はジャパンバードフェスティバル2018が開催されました。天候に恵まれ、多くの来場者で賑わいました。
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 会場のひとつとなっています鳥の博物館も来館者で混み合っていました。ご来館いただきましてありがとうございました。
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 館内では「ハシビロコウの帽子づくり」と展示をみて答える「鳥博クイズ」を実施しました。好評で時間内に定員いっぱいとなってしまいました。次回もイベントを開催予定です。お楽しみに!
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 屋外イベントの「てがたんinJBF」では会場周辺の身近な自然をご紹介しました。
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 会場では鳥の博物館友の会のテントブースやミュージアムショップも賑わっていました。
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 市民スタッフのみなさん、友の会のみなさん、JBFボランティアのみなさん、2日間お疲れさまでした。
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投稿者: odaya
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11月4 日(日)に、JBFゲストトークを実施しました。「海ゴミ GO ME! 〜ゴミが鳥や動物に与える影響、減らすために私たちができること〜」と題して、神奈川野生動物救護連絡会の葉山久世さんにお話しいただきました。

葉山さんは獣医師として、神奈川県で野生動物の救護事業に携わってこられました。保護されてくる野生鳥類の救護原因は、犬・猫による捕獲や巣立ちヒナの誤認保護が多いようですが、釣り糸や釣り針が原因のものも多くあり、こうしたことから海岸に漂着するゴミについて関心を持ったそうです。

実際に釣り糸・釣り針が野生動物に悪影響を与えた例を、カモメ類、カワウ、カワセミなど多くの被害鳥の画像を使って紹介いただきました。こうした釣り糸や釣り針による被害は、元気なうちは捕獲することが難しく、保護できるのは死が近づいてからになってしまうため、救護されるのは被害鳥のごく一部です。そのため予防が重要になるわけですが、各地域によって釣りに関わるゴミの種類やそこにいる鳥の種は様々であるため、各地域の状況に応じた対策が必要となる、とのことでした。

海岸に漂着するゴミを調べると、場所によって異なるものの、人工物由来のゴミのうちおよそ50%ほどがプラスチックのごみでした。プラスチックは紫外線や波風を受けて細かく砕けて、マイクロプラスチックと呼ばれる小さい粒になります。こうした粒はPCB(ポリ塩化ビフェニル)などの有害な物質を吸着して、周囲の海水の数十万倍もの濃度で蓄積していることもあるそうです。こうしたマイクロプラスチックが野生動物に与える影響はまだ未解明の点が多くありますが、ミズナギドリの仲間では、胃の消化液によって化学物質が溶け出してしまい、体内に取り込まれることが分かっています。私たちがプラスチックを日常的に使い、捨てるようになってから、まだ50年ほどしかたっていませんので、今後どのような影響が起こりうるのか、きちんと研究していく必要があるとのことです。

それでは、海のゴミに私たちはどのように向き合えばよいのでしょうか?
まず、できるだけゴミを出さずに適切な方法で処理を行うこと、自然環境の中に流出してしまったゴミについては、マイクロプラスチックになる前にできるだけ多く除去するため、ゴミ拾いを続けることが重要だそうです。また、ゴミ拾いの活動をすることによって、ゴミを意識し、ゴミを少なくすることや適切な分別の意識を高めることにつながるのではないか、と葉山さんはおっしゃっていました。

今回は29名の方にご来場いただきました。お話しいただいた葉山さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
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投稿者: odaya
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11日3日(土)に、第28回JBF鳥学講座をアビスタホールにて開催しました。今回は「スズメ研究のススメ」と題して、北海道教育大学函館校准教授の三上修さんにお話しいただきました。

スズメは私たちに最も身近な鳥ですが、知っていそうで知らないことがたくさんあります。まず、スズメの住んでいる都市の環境についてお話しいただきました。日本の鳥のおよそ600種のうち、カルガモ、ハシブトガラス、ハクセキレイなど、30〜50種が都市にも生息しています。都市環境は、餌は一般に考えられているよりも豊富で、小鳥にとっては天敵が少なく、冬の気温が高くて安全である、などの利点があるそうです。森林など他の生息地と比べると、種数は少ないけれど、個体数は多い、というのが都市の鳥類の特徴と言えるようです。

続いて、スズメの基本的な姿かたちや生態についてお話しいただきました。スズメの成鳥は頬に黒い斑があり、喉が黒いことが特徴ですが、生まれてから数カ月の間はこの黒い部分がはっきりしません。スズメの繁殖期は春から夏で、東京では3月に巣作りがはじまり、4月に産卵、5〜8月に子育てを行います。スズメは、人家の隙間などの人工的な構造物を巣づくりの場所として利用することで、都市を主な生活の場としています。

では、身近な鳥であるスズメの数はどのように変化しているのでしょうか? 三上さんは、各地での個体数調査、農作物の被害面積、標識調査や狩猟での捕獲数など、様々な方法でとられたデータを解析し、その全てがスズメの減少を示唆していることを突き止めました。1990年ごろと比較すると、現在ではおよそ50〜80%ほど減少していると推定されるそうです。

その原因を突き止めるため、巣をつくる場所に注目して調査を行った結果、2000年以降に建てられた新しい住宅地では、古い住宅地に巣の密度が1/2〜1/3になっていることが分かりました。また、NPO法人バードリサーチと協力して「子雀ウォッチ」という調査を展開し、全国でひと家族当たりヒナが何羽いたかを市民調査によって明らかにしました。その結果、403例のデータが集まり、特に都市部で巣立ち後のヒナの数が少ないことが分かりました。これらの結果から、巣を作る場所が少なくなり、1家族あたりのヒナの数が減っていることが、近年のスズメの減少に影響していることが分かってきました。
他にも、巣立った子スズメがうまく育っていない可能性や、親スズメの死亡率が高くなっている可能性も考えられるそうですが、これらの情報はなかなか検証が難しく、スズメの減少の要因については、まだ完全に解明されたわけではありません。今後のご研究が楽しみです。

最後に、スズメと人とのかかわりについてお話しいただきました。鳥が街中にいることは、糞や騒音などのデメリットもありますが、昆虫や雑草を食べてくれる、自然を感じることができるなどのメリットがあります。また、文学、絵画、食からアニメまで、様々な場面にスズメが登場することを紹介いただきました。これらの文化的な価値は、スズメが身近にいるから、私たちがスズメのことを知っているから受けられるものです。知っているからこそ価値を感じ、それが社会全体の中で共有されていくことで、「スズメが身近にいる価値を引き継ぐサイクル」が回っていくとよいのではないか、というお話がとても印象に残りました。

質疑応答の時間では、会場から様々な質問やコメントが飛び交い、多くの方がスズメや身近な鳥に対して持っていた疑問が解け、鳥たちのことをより深く知ることができたのではないかと思います。
今回は、161名の方にご来場いただきました。お話しいただいた三上さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。また、会場の収容人数の上限からお断りせざるを得なかったみなさま、大変申し訳ありませんでした。来年以降の実施方法について再度検討を行いたいと考えております。来年の鳥学講座を楽しみにお待ちください。