3月20日(月・祝)に、あびこ自然観察隊「春の谷津田観察会」を実施しました。里山の景観が残されている岡発戸・都部の谷津を歩きました。大人22名、子ども9名の参加がありました。

東我孫子から5分ほど歩くと、谷津の入口に着きました。向かいの斜面のササやぶからは、ウグイスの「ホー、ホケキョ」というさえずりが聞こえてきます。

20170320-____________.jpg
丈の低い草地の中を探すと、コロコロした茶色い草の固まりが見つかりました。これはノウサギのフン。夜の間にここにやってきているようです。

20170320-niwatoko.jpg
ニワトコのブロッコリーのような蕾(つぼみ)をみんなで観察しました。

20170320-namitento.jpg
20170320-musarasaki.jpg
暖かい日差しに誘われて、ナミテントウやムラサキシジミなど、成虫で冬を越している虫たちも多く見られました。

20170320-nichiakaegg.jpg
ニホンアカガエルの卵とオタマジャクシを観察しました。現在では多くの水田で冬に水が落とされてしまうため、アカガエルやヒキガエルなどの冬から春に産卵するカエルの仲間は限られた場所でしか見られなくなってしまいました。

20170320-itachi.jpg
橋の近くで見つけたイタチと思われる哺乳類のフン。白っぽい小鳥の羽毛やザリガニの殻などが入っていました。

20170320-kijibatosu.jpg
梅林で見つけたキジバトの巣。他の鳥に比べて粗雑な作りです。東我孫子駅の近くではさえずっている雄も見られました。

12時ごろまで谷津田を一回りし、多くの生き物を観察することが出来ました。参加されたみなさま、ありがとうございました。また鳥の博物館の自然観察会にぜひご参加ください。