鳥の博物館前の道路に沿って電線がのびています。群れ飛んでいた70〜80羽のムクドリが(写真1)、その電線に止まりました(写真2)。少し淡色の今年産まれの幼鳥が約半数混じっています。幼鳥は、雨覆など一部換羽が進み、そこだけ部分的に成鳥と同じ暗褐色なので、全体的にパッチワークの様な羽装です。
 そんなことを見ていると、パラパラとあられのように種子が降ってきます。ムクドリが吐き出すペリットです。落ちてきた種子を拾ってみると、エノキ、ミズキ、ムクノキ、アカメガシワの種子でした(写真2)。これらは博物館周辺の熟れ頃果実のメニューです。


(写真1)


(写真2)


(写真3)